ドールハウス課 ミニチュア課

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そうして、次に俺が案内された場所は 小さな家が並んでいる所だった。 それこそ机の上で足りる位の よく幼い女の子が人形遊びをする時に 使う ドールハウスの様な家がいくつも並んでいた。 あのドールハウスが小さなお客様の 住処もとい新居になるらしく さっきから社員だろうか 机の上でドールハウスにニスを塗って 光沢を出したり 色が剥げてる所は 無いか 間取りは変じゃ無いか 家具の位置をどうするかなど書面みたいな資料と睨み合って打ち合わせ みたいな事をしていた。 どうやらこのドールハウスにミニチュアみたいな家具をどう言う風に 入れるか事前にお客様と話し合って リクエストに応じた資料と照らし合わせて居るとの事 最初は、信じられなかったが こうやって仕事をして働いている所を みると偉い人が言ってた事は嘘でも 何でも無い様に感じる。 実際にその小さいお客様に会って 見ないことには、確信は持てないが.... 俺は、偉い人の言っている事を 信じても良いんじゃ無いかと 思い始めていた。 ちなみに俺を採用した理由も後で 聞いてみたのだが趣味がプラモデル 作りと言う事で手先が器用そうだから と言う理由らしい それを聞いて力がありそうだからと言う理由で取られなくて良かったなあと ほっとしてしまいそれが理由で此処で とりあえずしばらくは、働いて みようかなあと不覚にも思ってしまい 俺は、此処でのバイトを決めたの だった。 後日 偉い人が言っていた小さいお客様に会えたかどうかは、俺の口からは 軽々しく言えないので、ご想像に お任せします。 又は、我が引っ越し業者を 宜しく御願いします。
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