第二話「私が君に言いたかったこと」

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「ちょっと待って!その前に、僕を卒業式の日に連れて来た理由を教えてくれ。連れて来るにしても他にもあっただろ」 アラタが慌てて彼女に訪ねた。 「そんなの簡単だよ〜、ここは、"君が始めて人を殺した場所" なんだから」 アラタはその言葉に驚愕した。 「なに?生前の僕はわざわざ卒業式の日に人を殺したのか?なんのために!?」 アラタが彼女の腕を掴みながら、尋問するかのように尋ねた。 「まあまあ〜、殺した理由については、後のお楽しみ!今は、記念すべき君の初殺しを見に行こうじゃないか」 そう言うと彼女はウキウキしながら、体育館の中に進んでいった。
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