第二話「私が君に言いたかったこと」

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アラタが地面に倒れた。 (何があった?あいつと目を合わせた瞬間に、体が無くなった……いったい…何……が?) アラタの意識が飛びそうになった瞬間 「お〜い、君は何をしてるんだい?記憶の世界だから眠いとか無いはずなんだけど〜?」 彼女が体を叩きながら、倒れているアラタを起こした。 「やめろ……死ぬ…」 そう言ってから体を確認すると、さっきまでの傷がまったく無くなっていた。無かった腕が付いており、服についた血も完全に無くなっていた。 「え?なんで治ってるの?痛くもないし……」 アラタが慌てながら体中を何回も触っていると 「私が見てきた君は、そんな変な事する人じゃなかったんだけどな〜」 彼女が困った顔をして、こちらを見てきていた 「まあ、それよりそろそろ時間だから見ときなよ」 アラタは自分に何が起きていたのか分からなかったが、とりあえず今はこれから起こる事に集中することにした。
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