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川上からの贈り物
昔むかし、川下に住んでいるおばあさんが
川で洗濯をしていると、
川上から大きな桃が流れてきました。
両手で抱えて桃を持ち帰ったおばあさん。
さっそくおじいさんと桃をわると、
なかには元気なニンゲンの男の子が。
「まぁ今年はずいぶんと洒落ていること」
「だが、過剰包装すぎないかい。大事なのは中身だろう」
おじいさんとおばあさんは、
川上に住むニンゲンたちからお供えされた生け贄を
今年も大変美味しく召し上がりましたとさ。
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