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「え?」
グラネッタは、思わずリアを見た。
リアは、グラネッタを見て、微笑む。
「俺に協力して下さい。代わりに、俺が魔王になった時、グラネッタを第一の側近にします」
グラネッタは、咄嗟に言葉が出ない。
リアは、言う。
「見たくないですか。魔王の一番近くの景色」
グラネッタの目に、涙が滲んだ。
女に生まれて、悔しい思いをしてきたものが、全て報われるような気がした。
グラネッタは、微笑んだ。
「乗ったわ」
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