7.スカウト

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「え?」 グラネッタは、思わずリアを見た。  リアは、グラネッタを見て、微笑む。 「俺に協力して下さい。代わりに、俺が魔王になった時、グラネッタを第一の側近にします」  グラネッタは、咄嗟に言葉が出ない。  リアは、言う。 「見たくないですか。魔王の一番近くの景色」  グラネッタの目に、涙が滲んだ。  女に生まれて、悔しい思いをしてきたものが、全て報われるような気がした。  グラネッタは、微笑んだ。 「乗ったわ」
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