曰くつき六つ子の日常円舞曲の、こそッと話〈スター不要〉

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 神龍時家 六つ子の四番目長女。  神龍時 風羅(20)〈パート2〉 高校二年前の時。  初のアルバイト先が幼い頃から通っていた隣町のケーキ屋。  店長、店長の奥さんと風羅、他校の下級生の4人で接客と製造補助の勤務をしていたが、ある時奥さんが目の前でぎっくり腰になる。  慌てた風羅は、奥さんの腰をさすって暫くしたら無意識に【能力】を発動し治療をしてしまう。  最初は理解できなかったが、数か月後。店長が膵臓癌になり入院。  アルバイト仲間とお見舞いに行った時。  起き上がるのが困難だった店長の背中を支えながら手助けをしたら、支えていた手が黒くなっていることに気づく。  奥さんが数日前に持ってきた花枯れた事に気づき、処分するついでに洗面所に行って手洗いしようと思った彼女。  花を持って暫くしたら黒くなっていた手が綺麗になっていた。その代わり、彼女が持っていた枯れた花は所々ドロドロに溶けていた。  数分後。病室に戻ったら、顔色が良くなった店長。不思議に思った担当医は緊急検査をしたら膵臓癌はきれいさっぱりと無くなっていたのこと。  店長の件で、自身も厄除師の能力の一つ、【転送】を開花したことを察した風羅。 (この能力で、体調不良の人たちを治したい)と、決意をし一人の時に能力の特訓をする。  後に、【転送】以外の能力開発を数個成功させた。 〔この時は、兄弟たちと両親は知らない〕   高校卒業後。  経済的な面をあって早く独立したいと考えた彼女は、就職を決意。  実力主義の世界であるリラクゼーション業界で業務委託として能力を使用しながら勤務をする。  三ヶ月後。指名を貰えるようになり収入は安定し始めたので。 更に三ヶ月後。一人暮らしを始める。  だが、施術中に指名してくれる男性客1からセクハラに遭ったり。  彼女が借りている賃貸アパートの玄関にて、配達員に装った指名してくれる男性客2(ストーカー)からレイプ未遂に遭う。が偶然、妹に用事があった海里に助けられる。  身の安全を考えた結果、一緒に実家へ帰省する。  この件で男性恐怖症になった風羅は、半年間引きこもりになる。  後に、ある人物に会い転機が訪れる。
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