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神龍時 宇宙(20) 独身と未谷 耀(25)彼氏持ちの会話シーン。in神龍時家の縁側にて。
〈あらすじ〉
料理がほぼできないペチャパイ仕事人間、未谷 耀ちゃん。
料理以外にできる掃除を、縁側で作業している時の話です。
宇宙「あれ〜、耀さん。今日も来てくれたんですかぁ!孕ってる妹のためにありがとうございまーす!!
よかったら、この後飲みに行きません?
海里兄さんがそろそろ帰って来るので、是非!」
耀「……ちょっと、何を企んでるんだか知らないけど行かないわよ。皆んなと一緒なら行くけど」
宇宙「え?何で皆と一緒に行かなきゃ行けないんですか??
海里兄さんは、風羅が産気づいた時の為に側に居ないといけないし。
弁天は、この後は表の仕事へ。ストーカーの極みは家に帰って弟の為に夕飯作らないといけないし。
皆、やる事があって無理ですよ??」
耀「……それなら、私も行かないわ」
宇宙「……何でですか?耀さんの好きなマッコリの銘柄を取り扱っているお店を、僕見つけたんですよ?
確か、マッコリ大好物ですよね!?」
耀「それ、いつの話なの?私が今好きなお酒は、〈日本酒〉よ。特に【山吹】」
宇宙「……初耳なんですけど、それ。何で教えてくれないんですか?」
耀「何で、アンタに教えなきゃいけないの?」
宇宙「質問を質問返しで返答しないでくださいよ。子供じゃないんですから」
耀「だって、教える必要性がどこにあるのよ。そもそも、このやりとりをする意味も分からないし。
私は、風羅ちゃんの家事のお手伝いに来ただけよ。」
(ーーッたく!リーゼントゴリラ〈←風羅の彼氏〉がしっかりしてないから、あの子〈風羅〉が実家に帰るハメになったんじゃないの!!
もう、コイツも相変わらずね。めんどくさい……)
宇宙「耀さん……って、本当に鈍感ですよね。僕、どうしたら良いか分からないですよ。ところで、あのオジさんといつ別れるんですか?」
耀「……ちょっと、オジさんって私の彼氏のこと?」
宇宙「……それ以外って、ありましたかね?♬」
耀「はっきり言っておくけど。私、〈今の彼氏〉と別れる気無いわよ!!」
宇宙「ーーちょ、待ってください!〈今の彼氏〉ってどういう意味ですか!?その前に付き合っていた奴がいたんですかッ!?
それこそ僕、初耳ですよ!!」
(ーーそんな、馬鹿な!?タイム・トラベラーで調べたのに!そんな気配無かった筈だッ!?)
耀「ーーアンタ、五月蝿い!!至近距離で大声出すんじゃないの。
あと、私の彼氏のことを〈オジさん〉って軽々しく言うんじゃないわよ。イケオジって言いなさい!!」
続く
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