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(4)
「久しぶり」
急いでやって来たことが丸わかりの彼女に対して、私は小さな声で語りかけた。落ち着いて欲しいと思って。
それはきっと私のせい。この一ヶ月、彼女のメッセージに返信をしなかった。電話にも出なかった。心配しているのをわかっていて拒絶していたのだから。
元気であることと、心配させたことを謝るが、私に嫌われたんじゃないかと泣き出してしまう。
全て私が悪い、きちんと私の気持ちを話さなかったから。
私が女の人を好きになるレズビアンであることを告白し、そして。
「うさちゃんのこと好きになっちゃったから、もう会わない方がいいと思ったの」
これで全て終わると思っていた。
なのに、なんで?
「私だって早乙女さんのこと好きですよ」なんて言うの?
それは、私と同じ好きなの?
そんなこと言われたら、手を伸ばしたくなっちゃうじゃない。
私、そんなに強くないのよ、貴女の幸せを願ってるのに、私も幸せになりたいって思っちゃうんだからね。
だから、言ってしまった。
「だったら、試してみる?」
顔を近づけて唇が触れる寸前で動きを止めると目を閉じた。本当にいいの?
そっと口づけ、すぐに離す。
まだ間に合うよ、ここで止めれば友達のままでいられる。
「真紘さん」
初めて名前を呼ばれて舞い上がってしまう。
もう止められない、深いキスを味わうように舌を絡め合う。
「京香、来て」
私も初めて名前を呼ぶ。
ベッドで見下ろす京香の顔が、私を求めていて心から嬉しくなる。
京香が嫌なら、すぐに止めるから。
壊れてしまわないように優しく触れる。ゆっくりとじっくりと。結果的に焦らしているふうになって、京香の欲しそうな表情が私の欲を昂らせる。
「ま……ひろ……さ」
切なそうに呼ばれれば、なんでもしてあげたくなる。
気持ちよくなって欲しい。
可愛い京香を見せて欲しい。
全て味わいたい。
全身から秘裂まで舐めあげ、京香の昂まりもそろそろ限界をむかえそう。
京香の顔を見たくて刺激を止める。
「大丈夫?」
じゃない表情が私を煽る。
「挿れてもいい?」
欲しいとねだる、可愛い。
痛くないようにゆっくりと指を進め、中を探る。
声が一段と高くなる場所、ここだね。
京香が驚いていた。そうなの? 膣内でイったことないの?
私でいいの? キスを求めてくれる可愛い人。
京香、好きよ。
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