(終)

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「ねぇ、記念に跡を残してもいい?」  可愛いブラには小さな花があしらわれていて、それを少しずらせば胸の先端が覗く。その隣に吸い付き赤い花を残す。  きっとすぐに消えてしまうけど、今日結ばれた記念に。  京香を見上げれば切なそうな顔で、お願いもっと、なんて言うから。  ブラは外さないまま、少しはだけてキスを落としていく。乱れている感じがいい、とても……えろてぃっく。  だんだん下がりながら、お腹にもキスをする。柔らかいからここには跡が付きやすい。 「ま、ひろさん」 「なぁに?」 「ぱんつ、ぬれて、るから」  そう、さっきから足をモジモジさせていると思っていた。 「あら、ダメじゃない」  見せてごらん。  触れれば、こちらも布越しでもわかる程に…… 「ほんとね、冷たいわ……温かくしなきゃね」  下着越しに息を吹きかけ舐める。 「あぁっ、えぇっ」 「うぅぅん」  そんな刺激にも反応する京香だけど、私はもどかしい。やっぱり直接舐めたい。 「京香、ちょっと手伝って」  京香の手を引いて近づければ、自分でずらしてくれる。京香も同じ思いなのね、嬉しい。 「いい子ね」  すでに潤っている秘裂を舐め上げると一層高い喘ぎ声が響き、気をよくした私は舐め続けながら指を挿れる。 「いぃぃ、もっと……あっ、いぃ、入っ、てる」  乱れる京香がとても愛おしい。 「やっ、だめ、おかしくなっちゃぅ」  愛してるわ。 「真紘さん、せっかくのランジェリーが伸びちゃったんですけど」  日が変わって冷静になると現実的になるのはしょうがないこと。 「また買ってあげるわよ、だからまた、ね?」 「毎回ではコスパ悪くないですか」 「でも、良かったんでしょ?」 「それは……最高でしたけど」  二人、顔を見合わせ笑う。  絶対に後悔はさせない、私の世界へ来てくれたこと。  これからは、二人だけの世界。 【了】
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