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「ん……」
そうされるうち、痛さは少しずつ快感に変わっていき、玲央さんは言う。
「濡れてきた。感じてるんだな」
そして激しく突き始める。
「……あっあっ……あっ」
玲央さんの動きに合わせて私の声が漏れる。
気持ちはいいのだ。最初は違和感しかなかったが、何度も抱かれるうちに、身体が変わってきたのだろう――これが開発されるということか。
けれど、私は絶頂を迎えたことがない。
玲央さんの動きはどんどん早くなり、気持ちよさはたしかに増すのだが、体の奥底で沸き起こる疼きのようなものは、ぐずぐずと頼りない。
本能でわかる。
これは違う。
絶頂は、もっと爆ぜるような何かだ。
私は、達することができないのだろうか。
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