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この学園おかしいぞの巻
それから俺らはこの学園のことを教えてもらった。
まずこの学園ではカードというものが大切らしく、金・銀・銅の3種類があると言われた
簡単に説明すると
金⋯役職持ち
銀⋯特待生
銅⋯一般生徒
だそうだ。俺らは特待生だから銀色。かっこよさそうだし金が良かったけど⋯まいっか
んで俺らが使う銀は学園の中にある食堂とかコンビニ的なやつでカードをかざすだけでお金を払わなくていいらしい、
特待生っていいな。頭良くて良かった
それから寮は4人部屋らしい
ちょっと人数多いかな?でもその分クソほど広いらしくて4人で協力して掃除しないとえぐいことなるらしい⋯めんどくせ!
ちなみに俺、碧、翔が同室なのは決まりらしくてもう1人誰になるか気になるね
で3つ目はある程度の場所を教えてもらった
職員室、事務室、保健室、風紀室、生徒会室
それから俺らの教室、なんと1年S組でしたー
で、で、で!俺は首席だって⋯
首席ってそんな簡単にとれるもんなのかよ⋯
風紀の人に話されたのはこんくらいだな〜
とか思ってたら急に
「ねぇ。夢咲くん」
「へ?あぁ副委員長さん」
「副委員長さんはやめてよ一応同い年
僕の名前は桃瀬春。覚えてね?」
「ふぁい⋯」
なにこの人⋯顔だけじゃなくて名前もめちゃめちゃかわいいじゃんか⋯
ほんとに男なのか?
「ちょっと言いたいことがあるっちゃけど、
ここって男ばっかだから恋愛対象が変わっとる人が多いとよね」
「へぇ。」
「へぇ。じゃないとよ??
夢咲くんが食われると思っとるけん、言いよるとよ??自覚しとってよ?その顔のこと」
ちょっと待とうか
まず俺は恋愛対象については何も思わない
男が好きな人もいるんだねそうなんだねってレベル。そこまではいいんだけど次だ
なにいってんだ桃瀬ちゃん。間違えた
桃瀬くん。食われるって何?俺が?
それと自覚しろってなに?平凡すぎて虐められるとか?
「え、俺この顔のせいでいじめられますか?」
「うわ〜無自覚か⋯厄介すぎる」
「え⋯すみません?」
「いや謝らんではいいっちゃけど
ばり顔いいよ?夢咲くん。分かっとって〜」
「うーん⋯分からないけど分かりました」
「⋯はぁまぁいいや
そこの2人ー。聞いとったよね?守ったげてね夢咲くん。風紀も頑張ります!」
碧と翔はやれやれ。みたいな顔してたけどほんとになんだ??
・
「ねぇ翔」
「なに千歳くんお腹すいたの?」
「ううん違うよ?職員室だよね。ここ」
「うんそうだよ」
「この人職員だよね?」
「うん?そうだけど⋯どうかした?」
「いや、どうかしたもなにもめっちゃチャラいじゃん⋯」
「まぁたしかにチャラいね
ピアスはばちばちだしシャツボタン開けすぎだし⋯ホストかな?」
よかったよかった
そう思ってたのは俺だけじゃなかったみたい
それにしてもだ。目の前にいるホストがこれからの担任ってマ?この世界変わってんね!
色気むんむんだし⋯おぇ香水のせいで吐きそう
「よぉ。お前らの担任になった霧島だ、覚えとけよ」
「は、ぁい」
うわぁこっち見てニヤついてる⋯ほんとはこ
んな事言わない方がいいかもだけどきっしょ
「あの、そんな目で千歳をみないで貰っても?くそきもいんすけど」
「それなー、僕も思ったわ
きしょいんで辞めてもらっても大丈夫ですか?」
「ちょ、お前らよく言うな⋯」
「ぶはっっ!!WWW」
「あ?」「はぁ?」「えなになに」
「お前らおもしれぇな
そんなこと言うやつなかなかいねぇぞ?」
「そうですか。でも辞めてもらっても良いですか?千歳くんが可哀想です」
「いやまぁ確かに俺可哀想だけど別にそこまで思ってないって訳じゃないからもっと言え」
「くっそWお前らまじでおもれぇじゃんW」
「千歳。この教師クスリやってると思うぜ」
「んじゃまぁ。連れていきますね〜
チビちゃん達は俺についてこーい」
そう言われて俺らはこの担任霧島先生に着いて行った。くそほどうざいな
「ほらここが教室。
今から5限目だから俺が入って来いって言ったら入ってこいよ?」
「はーい」
・
うわ教室ざわざわしてんな
もうすぐか??こーいうのあんま緊張しないけどクラスの反応はちょっと気になるよな
「お前ら。入ってこい」
すーーーーっ、深呼吸
「えーと俺から?、まじか
夢咲千歳です。好きな食べ物はいちごかな。あ、練乳は絶対かけない派なんで
これからよろしくお願いします」
⋯と言ったは良いものの、
だれも反応してくれねぇの???
ちゃんとしてたよな??俺の自己紹介、むしろ上手かったよな
「おーいなんか反応してやれー」
あ、良かった霧島先生やっと言ってくれた
『っ!いやちょうかわいいいいい!!!』
『おい待て!!こんな美人来るとか聞いてねぇ!!!!髪の毛ちゃんとセットしてくればよかった!!』
『ちょ、誰かフ〇ブリーズ持ってねぇか!?振りかけてくんね!?』
ひぃ!!なんだこいつら⋯
はぁはぁ、ぜぇぜぇしだしたんだけど
「えっ、ちょっと碧、翔っ」(ボソッ
「⋯はは、やべぇなこれ」
「千歳くん⋯僕が護るからね」
翔が悟った顔してなんか言ってんのはよく分かんないけどやばいよね?
もしかしてこの学園全員キメてるとかある?
「うわぁ⋯ちょ!静かにしなさい!」
シ────ン
「あ、続けてよ
次神崎くん達だよね?どーぞ」
この場を静めたのはさっきも会った女の子のように可愛い桃瀬ちゃ⋯くんだった
「うす、神崎碧です
好きな食べ物は、あー、肉とかっすね
よろしく」
『っきゃあああぁ!!カッコイイぃ!!』
『イケメン来ちゃァーー!!!かっけーー!!』
『きゃあああ!!抱いてっーー!!』
え、、いやいやいやいや抱いてって言ってるやつ大丈夫か⋯??
「千歳⋯俺そんな顔変⋯??」
なんて悲しそうな顔して言ってるコイツは相当バカだ。イケメンすぎんだよ
「ねぇ千歳くん?碧くんも無自覚なの?
俺もう病みそうだよ⋯」
「え?⋯翔大丈夫?どうしたの?」
「えと、最後に来栖翔です
好きな食べ物はラムネかな。よろしくね」
『きゃあああ!!イケメンすぎー!!』
『爽やかすぎるー!!!!』
『抱いて〜!!!!!』
わぁ、また抱いてマン居るじゃん
にしても、翔好きな食べ物ラムネなんだ⋯
爽やかすぎるだろ!
「えーと、じゃあコレで自己紹介終わりな
お前らの席窓側の端っこだから、ジャンケンでもして適当に決めろよー」
どこまでも適当だなこいつ
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