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女性たちと僕(5)
ここまで、以前の出来事を思い出していたユリウスは昨夜のことを思い返した。
「ん…ん、っ…ちゅ…って…して、しまったぞよ〜」
シュテファニーはユリウスの背後にいて、彼へと抱きついている。
ユリウス「…これは驚いたな。背後からのキスを取得していたとは…。いつの間に覚えたの?」
シュテファニー「何のことじゃ?」
ユリウス「なんのことじゃって……僕の頬に口付けしたじゃないか」
シュテファニー「…………」
「どうして黙っちゃうの…?もう…可愛すぎる!」
振り向いたユリウスはそのままシュテファニーを抱きしめた。
シュテファニー「はぅ…あ…う…んん…」
ユリウス「……さっきから…ドキドキしてしまって…大変…」
シュテファニー「…ねぇ…私の胸が好き、にゃの?ユーリ…」
ユリウス「大好き。…嫌いなの?」
シュテファニー「…剣を振るう際…大きいから、邪魔だと感じておったのね。これは、母上譲りなんじゃ。…女性(にょしょう)になど生まれなければよかった…乳房など、無くなってしまえと…思いつめていたの…。け、けど…今は…お主が愛してくれるから…自らの胸部を好いておるん」
「…よかった。好きになれて。……こんなに…美しいのに…」
ユリウスが触れるとシュテファニーは反応した。
そのままユリウスは自分の顔を相手の顔へ寄せた。
二人は口付けを交わした。
「……ッ…ふ、う…ふわ……」
「……ッ…ッ……無理に息、止めなくてもいいんだよ…」
「……しょ、しょーなん??」
口を離したユリウスとシュテファニーは見つめあった。
シュテファニーはユリウスへくっついてきた。
彼女はうるんだ目をして、ユリウスへ願ったのだった。
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