美人すぎる第四王子は嫁入り前に処女を捨てたい

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 目の前に星が散ったようにチカチカと光が飛び、身体の中で積もり積もった快感が爆発した。感じたことのないほどの悦楽は宙に浮くような感覚で、思わず両腕でナージにしがみつく。  全身が震え、雄膣もびくびくと痙攣している。子種を搾り取るような動きに抗わず、ナージは奥に精液を叩きつけた。  時間をかけて息を整える。ズルンとペニスを抜いたナージが、リュヌをぎゅうぎゅう抱きしめる。発情の終わった人はみなあっさりと離れていくというが、その抱擁は情熱的だ。こんな種族もいるのだなぁと、リュヌは彼の腰へ手を滑らせた。  そういえば、どんな尻尾してるんだろ……?? 「えっ。あれっ……ない!!!」 「は?おいおい、くすぐったいぞ」  この国に尾のない獣人はいないのだ。いったい、どういうこと??? 「尻尾が……ない!」  ナージはちら、と脇に視線をやり、サイドテーブルに置かれた剣を示す。   「あっはっは!まだ気づいてなかったのか?俺は人間だ。お前の言う、なよっとした弱い、な」 「えええええ〜〜〜〜〜!?!?」  ◆
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