美人すぎる第四王子は嫁入り前に処女を捨てたい

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 人間って、獣人よりよっぽどケダモノじゃないか……!これで獣人より頭が良いなんて信じられない。  リュヌは未来を想像して辟易してしまう。あの日実践した、閨教育で学んだ作法は抱かれる側が率先して動くものだ。ナージの雄は大きくて口だけで勃たせるのは困難だったし、その間に自分を解すのもけっこう大変だった。  まぁ、結局最後はやってもらったのだけれど。……気持ちよかったしたまになら、許してやってもいい。    思わずそう零すと、ナージはくくと笑いながらそこまで頑張らなくていいと教えてくれた。ただ寝ていてもいいと言う。それなら楽できそうだけど……本当に? 「今度教えてやろう。楽しみだな!」 「……うん」  言いくるめられている気がしないでもないが、ナージが嬉しそうだから納得することにした。たぶん――ナージといれば、リュヌの未来は明るい。   ―――――――――― これにて完結です! お読みいただきありがとうございました!
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