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人間って、獣人よりよっぽどケダモノじゃないか……!これで獣人より頭が良いなんて信じられない。
リュヌは未来を想像して辟易してしまう。あの日実践した、閨教育で学んだ作法は抱かれる側が率先して動くものだ。ナージの雄は大きくて口だけで勃たせるのは困難だったし、その間に自分を解すのもけっこう大変だった。
まぁ、結局最後はやってもらったのだけれど。……気持ちよかったしたまになら、許してやってもいい。
思わずそう零すと、ナージはくくと笑いながらそこまで頑張らなくていいと教えてくれた。ただ寝ていてもいいと言う。それなら楽できそうだけど……本当に?
「今度教えてやろう。楽しみだな!」
「……うん」
言いくるめられている気がしないでもないが、ナージが嬉しそうだから納得することにした。たぶん――ナージといれば、リュヌの未来は明るい。
――――――――――
これにて完結です!
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