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「だったら会社でも名前で呼べばいいだろ?」 「だ、ダメです!公私混同は良くありません!他の社員に示しがつきませんし、良からぬ噂を立てられたら取り返しがつきませんから」 私のせいで 社長の名前を汚したくない…… こんなにも恩のある人に これ以上私のことで迷惑かけたくないから…… 「別に噂をたてられても俺は気にしない。むしろ、そっちの方が俺的には助かるんだが」 「え?」 「……なんでもない。それよりこれ、アメの首輪新しいの買ってきた」 スーツの ポケットから おもむろに袋を 取り出した拓さんは私へと手渡した。 「わー、可愛いっ」 袋の中には 真っ赤なリボンのついた 可愛らしいデザインの首輪が入っていた。 「店に入って1番最初に目に入って即決」 「ふふっ、拓さんらしいですね」 .
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