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ソファーへと座れば 私の膝の上に頭を乗せた社長。 「30分経ったら起こせ」 そう言った社長は 目を閉じて数分もしないうちに スヤスヤと規則正しい寝息をたて眠っていた。 「隈……」 社長の 目の下には隈があった。 今、新しい プロジェクトが進行していて きっと寝る間を惜しんで仕事しているんだ…… 社長は横暴で 口が悪い時もあるけれど それでも 仕事にはいつも全力で 誰よりもOnly Flowerのことを 最優先に考えているのは傍で社長のことを見ていればわかる。 「……少しは、自分の身体を大切にしてください」 「だったら、スタミナがつく料理でも作ったらどうだ?」 .
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