2/16

195人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
吉岡さんと 近くのカフェへと来た。 彼女は いつまで経っても 私に会いに来た理由を言わずに ただただ黙ったままコーヒーを飲んでいて 私もカフェオレを飲むけれど 緊張からか味なんてわからなくて落ち着かない…… 「柊木社長の彼女ってあなたですよね?」 「え?」 「長年の片思いの末にようやくお付き合いをされたと聞きました。……それで、悪いとは思いましたがあなたのこと調べさせてもらいました。」 「……」 「私、柊木社長のことが好きなんです。私なら彼のビジネスパートナーとしても彼のことを支えることができます。だから、彼と別れてくれませんか?」 やっぱり その話題だよね…… ハピネスウェディングの フラワーデザイナーの人が秘書の私に用があるわけなくて そうではないかなって想像はしてたけど できることならこの想像は違っていてほしかった。 .
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

195人が本棚に入れています
本棚に追加