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ここからどれくらいかかるの?あの小さな青い花、咲く?
スモークが焚かれている空間で、ぼんやりと見える君の顔が曇っている。泣きそうに歪む。その瞬間、君が消えた。違う、君がじゃない、空間が。スモークだと思っていた白いモヤは、雪嵐に変わり、まるで竜が巻きつくように雪嵐が姿を変えた。
僕、その場所に行けるかな。また会える?
君は青い花の花束をわたしに渡しながら、一通の手紙を添える。
わたしは花束から一本抜き、君に渡す。その花の真ん中には、わたしの涙が一雫揺れる。
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