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episode1 告白されて
レフィリア・フォン・アルバード(愛称・レフィ)は、アルバード国の唯一の王女。身分なんてものは、要らないとすら思えるのだが、それを言えばある一族から批判の上訴が腐る程、殺到し父である国王の仕事が増えるらしいので抑える。
「レフィ、君に差し入れを持ってきたんだ。」
バーウェイ伯爵の息子のキエル子爵とは、幼なじみの間柄。こうして、しょっちゅう差し入れと称した賄賂を持ってくる。それが、王宮に仕える女性たちの楽しみでもあるらしいが…。
「ありがとう。また持ってきてくれたのですか?紅茶の時間にしますね。」
「今日は、お菓子じゃないんだ。レフィにちょっとプレゼントしたい物があってね」
光沢のある箱を渡され、驚きを隠せなかった。
「えっ、こんな高価な物、いただけません」
それは、サファイアが細工されたイアリングと髪留め、そして指輪だった。
「君に似合うと思ったから」
こんなにプレゼントを貰ったのは、いつぶりだろうか。しかも、こんなにも高価な物を貰うことなどできそうになかった。
「いいんだ。気持ちを受け取ってほしいから…。」
「???」
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