♯1

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

♯1

朝の10時頃だったのだろうか。このハーグロブ高校に転校生が来た。 もう席に知らない女性がいる。1人の女性は話しかけた。 君、新しい子? 私はジーナ。 うん…… 私はインナ・フィリップス。 そうなんだ。どこから来たの? ニューメキシコのサンタフェ。 あー、だからスペイン語に訛りがあるのね。なんか好きなことある? 私は好きな物は…… 。 その瞬間、インナは悲しそうな顔で話した。 超能力がすき。 なにそれ? まさか、本当に出来る人が居るとでも? するとインナは立ち上がって話した。 わたしは未来が見える。この街に隕石が降って、失くなる。 その言葉を聞いて、ジーナおろか他の生徒たちは会話を止める。みんなはインナをバカバカしく驚いた様子で見ていた。 そして皆は笑う。 あはは! そうなんだ! じゃあね、嘘つきフィリップスちゃん。 ジーナはそう言うとインナから離れた。 これが初日だ。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!