♯2

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♯2

あれから2日後、インナは1人孤立していた。あのおかしな話に耳を傾ける人なんていない。だけど、1人だけ少し興味を持っていた。 インナは図書館で、なにか読んでいた。同じクラスのルークは勇気を振り絞ってインナに話しかけた。 やあフィリップス、何を読んでるんだい? ザ・シークレット。 ザ・シークレット? ロンダ・バーンの? そう。君は何でここに? いや俺も何か読もうかなって。その本ってたしかスピリチュアルの本だろ? まさかこの前の超能力の事、本気で? 人生とは神様の書く小説、ストーリーは神様にお任せをすれば良い。アイザック・シンガーの名言よ。 それが? 超能力も神様からの贈りもの。私たちが気づいてないだけ、君にもある。私は目覚めたから分かるのよ。 え? それはどういうこと? 君もバカにしてる? いや、俺はこういうの興味ある。ついてこい、向こうで話そう。その事について。 2人は図書館を出た。
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