2 祖父の店

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「それだけ泣けば、お腹も空くよ。俺、押し倒されてるんだけど……意外と重いね」 「お、押し倒され……?」  私は玄関で男性の首に抱きついていた。  ――なにこの不埒なシチュエーション。  しかも、私が押し倒している状況。   不法侵入者――それも勝手に祖父の店を開いているという謎の事態に、なにが起きたかわからず、混乱して固まっていた。
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