もてるぶんだけ

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もてるぶんだけ

ここは、 たくさんの どうぶつが  すんでいる もりのなか。 そこには 「もてるぶんだけどうぞ」と  かかれたかみと、 アメが たくさん  はいった おおきな バスケットが おかれて いました。 さいしょに、 パタパタと ことりが  いちわ やってきました。 ことりは、 あめを 1こ くちばしで  くわえて とんでいきました。 つぎに、 トコトコと さるが いっぴき  やってきました。 さるは、 あめを 5こ りょうてで  すくって もっていきました。 そのつぎに、 ノシノシと ぞうが いっとう  やってきました。 ぞうは、 あめを 10こ はなで  まきとって いきました。 そのつぎのつぎに、 ゾロゾロと ありの  たいぐんが やってきました。 ありの たいぐんは、 あめを  かぞえきれないほど たくさん はこんで  いきました。 しばらくして、 ねこが いっぴき  とおりかかりました。 もう バスケットには あめは ひとつも   のこって いませんでしたが、 ねこは  そこで まるくなり、 まんぞくそうに  ねむりました。 おわり
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