第2話最愛の人と一緒に

復学の手続き

【十也side】

響が惚れた女は入学早々、退学届を出してきた。

理由は、お父さんが事故に遭い働かなきゃならないと言ったからだ。

俺は怪我さえ治れば、復学が出来るようにしたかったので、休学扱いにした。

生徒名簿で、父親の名前にもしかするとって思う事があった。

俺とタメで、龍王の倉庫に近い家に住んでいた面子がいたからだ。

響しかどこに住んでるかわからないんだよな。

確かめに、一度家に行ってみるか・・・。

いつから復学するかも確認しなきゃだし、出席日数がねぇし、テストをクリアしてもらわないとだからな。

コンコン。

『はい』と返事すると響が入って来た。