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『お父さん、響君、ご飯出来たよぉ』
柚がキッチンから呼んだ。
「また、話そうな。さて、飯にするか」
「そうですね。いつもすみません。俺まで・・・」
「柚の勉強を見てくれるお礼だから気にするな」
2人だけの団欒が3人になって、嬉しいんだ。
娘と息子のようで。
数年後には息子になるんだろうが・・・。
「「「いただきます」」」
食べ始めたが『また、たくさんだな』と呟いた。
「だって、いっぱい、食べて欲しいから」
「誰にだ・・・柚」
「お、お父さん・・・もう!」
響君だってわかっても意地悪をしてしまう。
彼も苦笑いばかりだな。
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