2人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
警備員の合図に従って、臨時駐車場に向かう。
ショッピングモールから少し離れていて、予想よりかなり歩くことになるけど、今日は低いヒールの靴を履いてきたし大丈夫だろう。
運良く臨時駐車場に空きがあって停めることができた。
「よし、行こうか」と隆也の手が伸びてくる。
いつもどこへ行っても手を繋いで歩く。
2人で話して決めた訳じゃなく、自然に決まっていた。
10分くらい歩いてやっと着いた。
中に入ると思った以上に人がごった返していた。
歩いても前から来る人、突然目の前で止まる人がたくさんいて思うように動けない。
少しずつ進みながら、事前に調べていた雑貨屋さんに辿り着いた。
お店に入ると、花をモチーフにした食器やハンカチなどの日用品が溢れていた。
最初のコメントを投稿しよう!