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「今日の紗綾、いつもより色気があったな。特にさっきは」
疲れた顔で笑いながら話しかけてきても、まさか彼氏以外の男性を考えてたなんて言えない。
「今日はいつもより気分上がっちゃって」と適当に交わして再び目を瞑る。
隆也も布団を直して、数秒後いびきをかいた。
すぐ寝れる隆也が羨ましい。
私は、他の男を考えて果ててしまったことに罪悪感は多少あるものの、快楽を得る道具としては悪くないかもと思ってしまった。
綾兄とは体を重ねることなんて絶対にないんだから、妄想の中だけでも許してほしい。
夢の中でも綾兄に会いたいなと考えてるうちに、静かに寝入った。
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