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「これってピンクの彼岸花?」
私の横から覗き込む。
「簡単に言えばそんな感じだけど少し違うの。まぁ彼岸花の親戚みたいな感じかな」
ふぅんと隆也が相槌を打つ。
「これ可愛い。買ってくる」と、レジへ向かった。
店員さんにラッピングしてもらい会計を済ます。
「お待たせ」と、隆也の手を握る。
「そろそろご飯にしようか」と、フードコートに向かう。
時間を見ると13時を過ぎていた。
この時間だと席を取るのも大変そうだな。
人混みをかき分けながらフードコートに辿り着いたら、案の定、席が空いておらずごった返していた。
「とりあえず、空きそうな席探すか」とぐるぐる見渡す。
ここからだと分かりにくいから、何食べようかとテナントを見ながら席を探す。
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