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「そうですね。」
「すれ違ってしまうわよね。私達は結婚してたし、柚ちゃんもバイトしてるものね。
式があれば、柚ちゃんもここでバイトはするけど・・・
私達は見守る事しか出来ないものねぇ」
こんな話をされてるとは思わないまま、柚の家に車を走らせた。
「ただいま」
玄関で声をかけると『おかえり』と迎えてくれる柚。
今日はバイトが休みなんだな。
お父さんはまだみたいだ。
「話って・・・まさか、別れる話か?」
リビングに座り聞いた。
「違うよ。コンビニのバイトを辞めようと思うの」
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