14人が本棚に入れています
本棚に追加
その歌声はまるで空から降り注ぐ七色の宝石。
天使のように清らかで、泣きたくなるほど切なく美しい。
かと思えば悪魔のように妖しげで、容赦なく残酷に胸の傷を抉る。
少女のように透明で。
娼婦のようにあざとくエロティックで。
誰もがその歌声と、中性的で美しい彼の姿に釘づけになる。
妖しく悪魔的な深淵のその瞳に射抜かれて、惑わされない者がいるだろうか。
あの瞳に逆らえる者などいない。
たとえ地獄に堕ちようとも、
おまえとならーーーー。
最初のコメントを投稿しよう!