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大学が終わり俺は、急いで家にかえって1階に住んでいる大家さんに聞いてみた。
「俺の部屋って前に斉藤銀次って人が住んでいませんでした?」
「あぁ住んでたよ。大学生でね。礼儀正しくて気さくで優しい子だったよ。それがどうかしたのかい?」
「それがーその、、、、斉藤銀次先生の小説を読んでた時に、俺の部屋がモデルなってる文があって、、、、ちょっと気になっただけです!」
「君も斉藤銀次くんのファンなのかね?」
「はい!僕、斉藤銀次先生の作品めっちゃ好きなんです!」
「じゃ会わせてあげようか?今週会う約束していてね」
「えええええええええええ!いいんですか!俺めちゃめちゃ会いたくて!」
「いいよ。じゃ今週の土曜日に近くの喫茶店で待ち合わせね」
(やっぱり今日見たのは、ただの夢じゃないんだ!)
俺は、ウキウキで部屋に戻った。
昨日引っ越してきたばっかなので積まれているダンボールを片付けていた。
(ここにタンスを置いて 布団は、この位置に テーブルと椅子は、キッチンの近くにってあれっ?なんだこれ?)
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