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キッチンの引き出しに何か挟まっているのを見つけた。
ノートみたいな厚さで気になって抜き出してみた。
それは、「日記」と書かれたノートが挟まっていた。
埃をかぶってヤケがあり昔からあるものだと思った。
(前の住人のかな?もしかして、、、、、斉藤銀次先生の!?)
俺は、日記を開いてみた。中は、シミが広がっていたが読めなくはなかった。
すると、1ページ目に、文字が書かれていた。
「3月25日 今日は、このアパートに引っ越してきた。ここから見える景色も綺麗だし、それに安くて大学からも近い。最高の物件だ。」
(俺と同じこと思ってる!このアパートも、やっぱり物件がいいからな(笑)
「3月26日 今日夢を見た。黒猫が、俺の部屋に入ってきて外に出そうと思ったら逃げて行った。着いて行ったら外でお祭りがやっているような賑わっていた。こんな夜中にこんな派手なお祭りあるのかと思い気になって外に出てみた。すると、さっき家に入ってきた猫が、ついてきていきなり喋り始めた!
なぜか僕の名前を知っていてここは、魔界堂だと言っていた。
わけがわからなくてもっと質問してみたかったが目が覚めてしまって聞けなかった」
(同じ体験をしてる!)
「3月27日 今日も夢を見た。
また同じ黒猫がいて話しかけてきた。
俺は、猫と一緒に祭に行って見た。周りは、鬼や妖怪みたいなやつが多くて面白かった。だが、今日もすぐ目が覚めてしまった。早く寝れるように今日は、コーヒーを飲まないようにして9時に寝ようと思う。」
俺は、日記を閉じた。これからのことは、実際に体験して見たいと思ったから。
ダンボールを片付けて晩御飯の用意を始めた。
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