5人が本棚に入れています
本棚に追加
楓さんは力を使いすぎて寝てるようだ。
「俺の力は分けられないから、寝かせてやるしかねーな」
「俺との仕事のときは倒れたりしてませんよ」
「たぶん…女の子を引っ張るのに力が必要だったのかも」
「あー、あれびびりました。屋上に跳ね上げたのは楓さんの記憶で見ましたけど、実際のは威力はんぱなかったす」
「雪見じゃないと抱きとめられなかったかも」
「悠星さんはへなちょこですから」
「…式神使えば出来なくはないけど、結界張ってたからな」
「気づかなかった」
「外に出て暴れたら困るから」
「ふーん?」
「お前なんだその態度!つーか、借金の件は解決したんだってな。親父に聞いた」
「あー、そうすね」
「お前は、そいつを許してたんだって?だけどあえて助けなかった」
「…はい」
「どうだ?今でも後悔してるか?」
「いいえ。隼人とこれから遊べるので楽しみな気持ちが勝ってますね」
「いやいや、お前修行は?楓さんに指導するんだろ?」
「えー遊びも必要すよ」
「さぼってばっかじゃねーかよ!」
最初のコメントを投稿しよう!