後日

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楓さんは力を使いすぎて寝てるようだ。 「俺の力は分けられないから、寝かせてやるしかねーな」 「俺との仕事のときは倒れたりしてませんよ」 「たぶん…女の子を引っ張るのに力が必要だったのかも」 「あー、あれびびりました。屋上に跳ね上げたのは楓さんの記憶で見ましたけど、実際のは威力はんぱなかったす」 「雪見じゃないと抱きとめられなかったかも」 「悠星さんはへなちょこですから」 「…式神使えば出来なくはないけど、結界張ってたからな」 「気づかなかった」 「外に出て暴れたら困るから」 「ふーん?」 「お前なんだその態度!つーか、借金の件は解決したんだってな。親父に聞いた」 「あー、そうすね」 「お前は、そいつを許してたんだって?だけどあえて助けなかった」 「…はい」 「どうだ?今でも後悔してるか?」 「いいえ。隼人とこれから遊べるので楽しみな気持ちが勝ってますね」 「いやいや、お前修行は?楓さんに指導するんだろ?」 「えー遊びも必要すよ」 「さぼってばっかじゃねーかよ!」
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