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「いやいや!悠星さんだって…」
「…なに…?」
あ。楓さん目を覚ました。
「体調どうすか」
「雪見さん?」
「はい。悠星さんとお見舞いに」
「…ありがとうございます」
「まだ休んでいて下さい。寝ると回復します」
「…わかりました」
そう言うと、また寝た。ので、部屋から出てリビングへ向かった。
「悠星さんうるさかったんじゃないすか?」
「は?それお前!」
「いやぜってぇ悠星さんだ!」
「…あ、あの」
ん?誰か部屋にいるぞ?
「あー、鈴野か。てめぇ親父さん不安にさせてんじゃねぇよ!もっと言い方あるだろが」
「す、すみません…」
え?悠星さん、俺より厳しくなってない?
「今は落ち着いて寝てる。起こすなよ?わかったな?」
「はい」
「悠星さん、なんでそんな鈴野さんに厳しいんですか?」
「は?だって、こいつむかつくし?鈴野の息子だから」
「なんすかそれ?」
「は?お前何も知らないのか?」
「あの…それは言う必要、ないです」
鈴野さんは困ってる?無表情だからなんとも言えないけど。
「黙ってろ。こいつは、親父の元婚約者の子供。そんで、こいつの姉を俺と婚約させようとしたりめんどくさい親なんだわ」
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