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うわー、なんかすげぇ綺麗な部屋じゃん。
「お、お邪魔します…」
「どうぞ」
楓さんは、緊張してるようだ。寺は掃除してるし綺麗だと思うけど、この家はなんでこんな綺麗なんだ?
「…すごい、ホテルみたい…」
あーなるほど。あんまり人住んでないみたいな?
「瞳が掃除してるからかな?」
「あー先輩は、掃除得意すから」
「え?そう、なんですか?」
「わからないけど。声は、換気してるときに聞こえるから、窓開けてみるね」
「え、もう、聞こえちゃいますか?」
楓さんはびびってる。
「ううん。だいたい、夜…19時以降かも」
「へーそうすか。でー、ここの引き出しの私物見ていいすか」
「雪見さん…それって、その…」
「一応、物が呪われてないか確認したくて」
「わかりました。それは瞳のです。私のはこちらです」
つーか、部屋はそんな広くないな。何部屋もあるかと思ったけど、リビングが若干広いくらい?キッチンも一緒だしな。ベットもあるし。一個しかねーけど。
「先輩まだすか」
「うーん、もう少しかも」
「ま、勝手に見ます!」
「雪見さん、来られてからじゃ…」
「いやいや、もう18時30分なので。もうすぐ聞こえるかもしんないし」
「毎日ではないけど…」
「いいすよ!じゃ、先輩の持ち物からチェックします」
下の引き出しから!
「あー、先輩の服少ないな。スカスカ」
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