ユア

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それから、1週間ほどユアさんのこと調べたけど、なにもないし、気分も上がってないらしい。 「友人はいないみたいだな…」 「たぶん?」 昼間は出かけることがあったが、買い物程度で、他にはどこにも行ってない。誰とも遊ばないみたいだ。 「まーじ、眠いんすけど」 「仕事の時間だろ。もう行っていい」 はぁー、悠星さんなんなんだ!1人でしろ! 「あ〜隼人〜、俺眠いから仕事できねーよ」 「なに?眠れないのか?」 「そうじゃないけど?」 「は?ならなんだよ」 「仕事してんの」 「…まぁ、頑張れよ」 「そんだけ?今寝ていいとかない?」 「ねぇわ」 ひでぇ。 仕事終えて、悠星さんと合流。ユアさんが家に帰るまで悠星さんが監視してる。なにもなかったようだけど。 「悠星さん、まだやらないとダメ?」 「親父の知りたいことはまだわかってない」 「いや、サイコメトリしたら早くね?」 住職は、物を触りその人の記憶を読むことができる。その能力をサイコメトリと言うとか? 「やってもわからなかったらしい。彼女は、短期記憶が相当あるとか?で、最近の記憶が多すぎて、それがごちゃついてるとか」 「なんすかそれわけわかんね」 「俺もわからん。雪見が彼女の記憶に入れたらいいが、タイミングが」 「まじ?えー俺?えー嫌だー」 「嫌がるな」
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