ユア

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翌日は、ユアさんは昼に買い物に出た。食料とか日用品の買い出しかな。 あ、道の途中で誰か話しかけてる。 「悠星さん、あれ知り合いっぽい?」 「いや、感情が動いてるから違う…あ、なんかされてる」 「え?」 「睡眠薬かなにか嗅がされてる」 「助けないと!」 「いや待て。別になにも起きてない」 「いややばいすよ!」 「とりあえず追うぞ」 ふらふらしたユアさんを引き連れてどこか歩いてく。店? 「ほっといていいんすか…?」 「今のところは大丈夫。感情に起伏はない」 「は?見えないすよ」 「オーラは感じる」 「えー」 「とりあえず待とう」 はぁ…、なにを待ってるんだか。俺には見えないオーラを悠星さんは見てる。 しばらくすると、ユアさんは出てきた。知らない男とふらふらしたユアさんはすぐ近くのATMに行った。 「なにするんすかね」 「金を出させる。暗証番号聞き出すはずだ」 「えー」 最悪なやつらだ。ATMは透明だから中は見える。 「あ、ユアさん座った」 そんで、胸ぐら掴まれてる? 「雪見、行け」 ドアをさっと開けて、ATM操作した。ユアさんの胸ぐらつかむ手は、外れた。通帳とカードが出てきた。 「はぁ?お前誰だ」 チャラそうな男だな。 「失礼します」 急いでユアさんを肩に担ぐ。 「待て!この女金払ってないぞ」 「営業時間は?こんな昼間から?」 「ツケだ!」 「違法ですよ?暗証番号聞くなんて」 「てめーに関係ない」 「では、失礼します」 「おい!」 とりあえず、逃げる!ダッシュするしかない。悠星さんは、もう知らん、なんとかしてくれ。 走り疲れたところで、ベンチ発見。一時休憩。 「ユアさん、大丈夫ですか?」 寝てる。
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