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「雪見」
「あ!悠星さん」
ベンチよくわかったな。
「さっきのやつの後付けたら、また同じ店に戻った。親父に連絡したから、ヤクザに話すかもな」
「は?」
ヤクザにネタ売ってんのか?
「で、その子はぐっすり寝ちまったみたいだけど、お前入れそう?」
「んー、ここでは無理なんで、キャバクラで」
「了解」
悠星さんとキャバクラバッグヤードへ。昼間は誰もいないが、とりあえず悠星さんに見張ってもらうことに。
悠星さんだけでなく、式神がいるということなんで。安心?なのか?
長椅子にタオル敷いただけの簡易ベットだけど、背中痛くないかな…。
「完全に寝てる。さっさと始めろ」
「…じゃ、とりあえず俺は床にいようかな」
どうせ起きたら床に倒れてるけど。ユアさんの、心の中へ…
入れるか?
あ、けっこうすんなりいけた。
そうか、手強い助手の楓さんの時と比べるからか。
しかし、なんだこれ。情報多い!依頼の話じゃんか。これ学校のクソ教師のだ。なーんか自慢ばっか話してるじゃん。いや見たいのこれじゃない。
ユアさん個人の情報…
あー、これも依頼の話。あー、これは金取られ時のやつ…ん?
ぐちゃぐちゃの記憶。
全ての記憶に…文字がない。
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