嫁について

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嫁について

朝起きて、風呂入って〜飯食おうかなーと調理場に行く途中、住職につかまる。 部屋に連れて行かれると… 「え、あれ?悠星(ゆうせい)さん!」 住職の息子、悠星さんがいた。 「起きるの遅いんですけど」 「あのー、なにしてるんすか?」 「はぁ?昨日親父に呼ばれた」 「えーと、アメリカから?」 「いや?仕事でこっち来てた」 「えー、それなら連絡下さいよー」 「どーせお前仕事中だろ!」 「いや、住職教えて…」 いない。 「つーかここ悠星さんの部屋じゃないすか!」 「お前寝ぼけすぎてる」 「飯食ってないんすよ!」 「さっさとここで食えよ」 理不尽だ!無理やり連れて来られたのに! だって…住職が、雪見(ゆきみ)来なさいって言うから〜 飯をお盆に乗せてもらって、それから悠星さんの部屋へ戻る。 「はー、悠星さんが俺に用事あるんすか?」 「…飯食いながらでもいいけど、まじめな話するぞ?」 「まじめ?」 「お前の嫁と、昨日初めて会った。子供とも」 「会ったことなかったすか?」 「ねーわ」 「で?なんすか?」 「能力が消えたと聞いた」 「あーそうす」
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