解かれたホログラム

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 誰も彼もが、にわかに信じがたいと理性では思っていた。が、レプティリアンを()の当たりにした今、彼ら彼女らは、現実を受けとめる努力をしようとする。 「ほんとに、信じられん。こんなことが我々の世界で起こっていたとは…」  真愛(まいと)が、深く眉間にシワを刻み補食された子供達を哀れんだ。他のメンバー達も、まだ信じられんという空気に包まれ、唖然としていた。  けれど、いつまでも彼らを驚きと悲しみに浸らせては前に進めないと思ったベサメムーチョが、学びの講座を再開する。 「みなさん、いま彼女が言った悪魔崇拝の儀式には、身代わりの生け贄も存在するのはご存知ですわよね?」 「ああ、知ってますとも。古代からある非科学的な儀式だと認識していますが…」  と、考古学者の吉村が言った。 「では、今のこの彼女の姿を見ても、非科学的だと?」 「いや…本当にあったみたいですね…」 「そうね、古代から現在まで続いているというのが、正解の答えね。今でも、利己的な欲求を叶えるため、自分の身代わりに子供達を生け贄で差し出すロクでもない奴等がいてるのよ。悪魔崇拝してる闇の組織が…。人間である彼らは、ドラコニアンやレプティリアンに少しでも近づこうと同じように人間の子供を食べてるの。 そうねぇー、海外の歌手にも彼らに魂を売った人がいてるわよね。ビー◯ル◯、◯ブ・デュ◯ン、マイ◯ル・ジァ◯◯ン。それに数年前にも『悪魔に魂を売ったことを後悔してる』って、自身のブログに書いていた女性歌手の◯ディ・◯◯って、シンガーもいてるわよね。 それと、一説によると、ダ◯ア◯妃が交通事故で亡くなったのも、このことが深く関わってるようね。英王族が、悪魔儀式を行い人類を奴隷化する計画を実行しているイルミナティの一員だということをダ◯ア◯妃は知ったの。もう大分と血が薄まってるけど英王族の遺伝的特性や、レプティリアンの配下にあるということも。それで、ダ ◯ア◯妃は英王族の秘密を世界に暴露しようとして殺された。 生前、彼女は親しい友人に英王室(ウィ◯◯ー家)はトカゲ族或いはレプティリアンであり、彼らは人間ではないと訴えていたようね。まあ、さすがにこれ以上は、BAN!!されそうだから、やめとくわ」
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