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 さすがはバン、年の功というべきか。  バンが長元坊の背に軽く手をやり、椅子に座るように勧めた。  バンがその向かい側に座り、マヒワは寝台の縁に腰掛けた。 「いまから二年前になります……」  と長元坊は、仇討ちにまで思い詰めることになった経緯を語り出した。
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