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「ねぇ〜、出会いの日まで覚えてる位だもんね
ご主人!」
そうね
そんな匂いがあれば
きっと直感的に気づくはず
「ふふ、うちは元々、家での存在感が薄いかも」
「あら、でもキチンと家族を養ってるんだから
ある意味理想的よ」
昭和の女たちの話はまだまだ続く
でも、最後は
「そろそろ帰らなくちゃ、ダンナが待ってるから」
「…あら〜、こんな時間、私も」
「明日は日曜だから、孫たちが遊びに来ることに
なってて」
そう言いながら、いそいそと帰り支度を始める
文句を言いながら、
きっとみんなそれなりに幸せ
誰かが
「来世もこのメンバーで集まりましょ」
来世
私は生まれ変わっても
煌さんと一緒になりたいし
一緒になるつもり
またあなたから私を見つけて欲しい
そしたら今度はそっけなくしないわ
ね、
私の素敵な王子サマ
-fin-
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