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静岡小学校
咲は静岡の小学校に転校した。
そして今、咲は新しいクラスのドアを開けようとしていた。
その時、担任の山口可憐が言った。「待っててね。もう一人転校生が来るから今、連れてくるわ同時に挨拶した方がいいでしょう?」そう言った。
佐藤咲は新しいクラスの前の廊下で待っていた。
「お待たせやっと来たわ」
「よかった私だけじゃなくて他にも転校生がいて」
咲はそう言って振り返った。そこにいたのは……
加藤美奈だった。
「な、何であなたがいるの?」
「何でって?私達友達でしょう?咲ちゃんとずっと一緒にいる為に引っ越して来たんだよ。嬉しいよね?私とずっと一緒にいられるんだよ。
美奈は咲にそう言ってクスッと微笑んだ。
それから咲は美奈から逃げる生活が始まった。
学校では川越小学校と同じように佐藤咲は加藤美奈によって孤独にさせられた。
中学に言っても高校に行ってもいつまでも加藤美奈は佐藤咲に凄い執着を持っていた。その為佐藤咲がどこに逃げても必ず咲を調べて見つけだしていた。
それに咲には気掛かりな事があった。それは、川越小学校の友人4人と何年も連絡がつかない事だった。
そんな時、悲しいニュースがテレビで流れたそれは、川越小学校の校庭の側で白骨遺体がみつかった。その遺体は伊藤純子 前田里 五十嵐由美
今宮幸子4人の遺体だという事がわかった。
佐藤咲のところにも警察が来た。私と友達だという事で事情を聞きに来たのだ。
咲は思った……これは美奈の仕業だと
でも、何も咲は言えなかった。また誰かが不幸になるかもしれない。そう思うと例え警察だとしても何も言えなかった。
何か言ったら自分の両親も美奈に殺されるかもしれない。咲の頭の中ではそんな考えが渦巻いていた。
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