忍者の修行

6月7日〜9日

金曜日

「ねえねえ。パパは、スクワットに、まだメリットを感じてないよね」
「そうなんだよね…」
「私はスクワットで身体がしまってきたよ。私がきれいになったら、パパは嬉しいよね？(YES以外認めない圧)」
「ハイ、ソウオモイマス(棒読み)」

23回×３セット。
今日もなんとか頑張れた。

土曜日

今日は長男の学校見学・説明会があり、炎天下で大変疲労した。
しかも、明日はお囃子発表会がある。
市内の囃子連が集まって、子どもや初心者が練習の成果を見せ合うイベントだ。

「今日頑張りすぎて明日動けなかったら困るから、念のため休もう」
ということになった。

日曜日

今日は発表会。
妻も太鼓を叩くので、衣装を着る。
毎回履くたびにパツパツの股引きが、スッと入ったのだ！わーい！
スクワット、やっててよかった！

長男はカネデビュー、次男は太鼓デビュー。
そんなわけで踊る人が減り、今回出番無しと余裕こいていた夫もバカ面つけて踊るハメになったのだ。ずっと中腰で。

「今日はみんな頑張ったね！」
終わったあと、遅い昼食というか早い夕飯を食べにビッグボーイ(サラダやライスが食べ放題のハンバーグやさん)に行った。
疲れて、夕飯をつくる気力は皆無。

「血糖値をいきなりあげないために、最初にサラダを食べるといいってママが言ってたな」
などといいながら、結局食べ放題のカレーで腹を満たす夫。
コーヒーゼリー用の特製クリームが美味しくてコーヒーやらココアにまでかけまくる妻。

夜。

「Tさん、帰りに、足腰辛いって言ってたね」
Tさんはこの道ウン十年のベテランで、お面つけて踊りつつ子どもたちのサポートに入っていた。
「ずっと中腰だからな。俺もいつもは痛いんだけどさ、今回はそんなにつらくなかったんだよね」
「え、それって、スクワットのおかげだね！」
「そうみたい。だから、今日はもう、スクワットやったのと同じだと思う。
だから今日はやらない！」
「えー。ビッグボーイで食べすぎたからダメ」
「えー、一回食べすぎたくらいでいきなり腹の肉にはならんやろ…」

ぶつぶつとぼやくのを制して、
23回×３セット。

「途中で脱落するかも…」などと弱音を吐いていた夫も、最後までがんばりました。