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5月15日
「昨日のママ考案の、あれ凄い効いてるんだけど!身体いてぇ」
仕事関係で飲んで帰宅した夫は、そう言うと寝室に消えた。
インターネットで調べた"効果的なスクワットのやり方"から、
「太ももを床と並行にする」
だけを抽出したのだが、案外効くようだ。
一度にたくさん、気をつけきれんから、
ポイントを絞って、
かんたんに、かんたんに、続けたいのだ。
頑張りすぎたら、つづかない。
子どもの修学旅行の荷物を準備し終え、ようやく寝室に入ると、夫はまだ起きていた。
「なんだ、寝たんじゃなかったの?」
「なんか寝付けない〜」
「じゃあスクワットする?」
「ママだけやって〜
俺は今日はおやすみする〜 ここで見てる」
なんだ、この酔っぱらい。
仕方ない。やるぜ。
「しょうがないなあ。今日は、12回×3セットだ」
「あ、そういうこと?そこ増やすんだ!」
布団に寝そべったままの夫が、何か感心した様子。
「一度にたくさんやっても無駄。
少ない回数でも、しっかりとしたフォームで、ゆっくり3セットやると効果的」
と、ネットに書いてあったから、3セットに切り替えただけである。
それに伴い、回数調整をしただけだ。
一回増やす、という約束は、守る。
守りきれなくなるまでは!
だが、一人だと、フォームが崩れてないかをチェックしづらいのね。自分で太ももを見ようとしてしまい、顔が下を向くだけで、負荷が減るものだな。
一応妻はサボらずにやったが、あまり効果的ではなかったかもしれない。
明日は二人でやろう。
1日サボった夫は、戻ってこれるだろうか?
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