退院しました~

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退院しました~

二泊三日の入院生活を終えて、戻ってまいりました。 退院日が、土曜日なので、病院はお休み、玄関も閉まっていて 別の入り口から入る事となり、迎えに来た娘は その入り口を探していて、少し遅くなったと言います。 昨日貰った、会計表を持って、一階の会計の方へ行きましたが 当然、ここも閉まっていました。 「ほら、閉まってるじゃない」「あれ?え~っと、取り合えず ここに有る、ATMで、お金を出すわ」いきなりの入院通知で お金が無い私は、ここで出すつもりだったので、そう言うと 「お金なら、私が、、」いやいや、入院費用だけでなく、その後の 生活費も必要だし、ATMが有る、コンビニまでは行けないし ここで、出すのが一番と、ATMでお金を出していると 娘は、職員さんを見つけて、支払いをしたいが、会計窓口が閉まっていると 訴え「別に窓口を設けていますから、そちらへお願いします」と、聞いて来た 「別の窓口が有るんだって、ちょっと、その会計表を見せてよ」と 見た娘は「ここに、ちゃんと書いてあるじゃない」と、説明書を指さす。 「あっ、そう言えば、事務員さんから、土曜日だから、窓口が変わりますって 詳しく聞いていたのに、すっかり忘れてた」 「な~んだ、聞いていたの?この忘れん坊め」「ごめ~ん」 「カートだって、元の場所へ戻しに、また、向こうまで行かないと、、」 と、怒られながら、その場所へ、すると 「入り口前まで、車を持って来て良いですよ、カートもここに置いて下さい。 後で、戻しておきますから」と、この上ない、嬉しい言葉が、、 「わぁ~有難う御座います」私も、娘も大喜びで、お礼を言う。 「良かったね」「うん、良かったね」二人はルンルン気分。 抗がん剤を投与したばかりの私は、まだ元気で スシローに寄って貰ったのだが、朝ご飯を、しっかり完食していた所為か 鮪と鰻と、新商品だと言う鰻巻を食べただけで、お腹一杯になった。 娘の方は、色々頼んでいたが、スシローの日の特別品 鮪のトロ、一皿100円と言うのを頼んだ。 やって来たのは、物凄く分厚い大きなトロが乗った物だった。 「美味しい!!これが100円なんて、、」娘は、直ぐにもう一皿頼む。 それを食べながら「とっても柔らかで美味しいよ、お母さんも食べたら?」 と、言うが「いくらトロでも、そんなに分厚いのは駄目、それを 三枚に削いだ位で無いと」と、断る。 私が、唯一食べられる生魚、鮪だが、そんな分厚さは、流石にギブアップだ。 それで、桃のシャーベットを頼む。 娘は、最後のスィーツ代わりに、もう一回、そのトロで閉めた。 よほど、美味しかったのだろう、他のお客さんも、どんどん頼んでいた。 あの調子じゃ、直ぐに売り切れるんじゃないかな~と、心配しながら店を出る その後、スーパーへ寄って買い物をして帰り、入院に、持って行った 荷物の整理や、薬の整理、買って来た物の片付け、等を済ませたら やはり疲れて寝てしまった。 起きて、珈琲を淹れる、美味しく飲めた。 良かった、まだ味覚は、それほど悪くなっていない。 ただ、もう指先は痛い、折角、元に戻った指先なのに また、皮が剥けて、ボロボロになるのかと、切ない。 頭も痛くて、顔が異常に、ほてっている、熱を計ったが、平熱だった。 頭痛がするので、血圧も図ったが、正常だった。 血圧が高くて、頭が痛い訳じゃ無いようだ。 それにしても、何だろう?この、かっかと熱い顔は、、 第二ダンジョンで、新しく出て来る魔物は、顔火照らせ魔なのか?
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