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3話 道影 永利 龍花 龍華
「さて、、、面倒だな、、、意外と強いし、、、この2人」
構えながら2人を観察しており、、、
「「はっ!!」」
2人一斉に僕に向かって槍を放ってくる。
「流石に、、、舐めすぎじゃない?」
襲い来る彼らを見ながら遅いと思いつつ走り出す。
一方の槍を横に流して,片方を掴んで粉々に砕く。
だが、一応相手も相当な手だれのようで、すぐにナイフを構えて2人で僕を挟むように陣形を組む。
中の人を呼んで協力するための時間稼ぎというやつだろう。なら僕はーーー
「お前らのその誘い、乗ってやる。」
そう呟いて僕は片方の衛兵に向かって走り出す。
「「なっ⁈」」
まさか真正面から来るとは思わず態勢がよろける。
それを逃さないほど僕は優しくない。
「スキル《縮地法》!!」
相手の後ろに回り込み,後ろから首に手刀を叩き込む。
「さて、、、残り1人、、、まだやるかい?」
そうしてまた構えた時。
「さて、君かな?僕らに会いたがっている人物は」
あたり一帯に激震がはしった。
「ああ。はじめましてだな。道影さん。」
「ああ、はじめまして。新入社員さん⭐︎」
周りは沈黙し、僕と彼はお互いに睨み合う。
「とりあえず、、、入ってもいいかな?」
「ん?あーいいよ。どうせ大体のこと君知ってるでしょ?じゃなきゃこんなところ来ないし」
そう、実はここ岐阜のど田舎だ。物好きじゃない限りここに来るやつはそうそういないだろう。
「ま、どちらでもいいだろ?入社したいのは事実だし」
「うん。それさえわかればいいや。よろしくね。えーと、、、名前何?」
「そうだったな。自己紹介が遅れてた。
浅木永利。異世界帰りの天才最弱勇者だ!」
僕はそう大声で宣言するのであった。
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