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一話 復讐戦vs女神【いきなりクライマックス⁈】
「うふふ、何を言ってるのかしら?最弱勇者と名乗っておいて私に楯突くなんて、、、まさか、本当に勝てると思っているのかしら?ただの負けイベントを?あっはは!笑うことしか出来なくなるじゃありませんの!」
「ああ、、、昔なら本当に無謀でしかなかったな、、、ま、今はただの弱い者いじめだがな、、、」
「あ?舐めているのかしら?いいわ。あなたを殺してそのまま他の勇者を手懐けるだけですもの!」
それと同時に奇声を上げて攻撃を仕掛けようと走ってくる女神。それを優雅に待ちながらスキルを発動させる。
「スキル発動」
その言葉を発すると同時に彼の手にある剣が握られる。それを横に一閃するとーーー
「あはは!一体どこへ目掛けてきっているのかし、、、ら⁈」
それは彼女の頭を捉えて切られていた。
天剣。目視できるものならば全てを切ることが出来る剣技。
ただし、ここの悪いところは連続してスキルを扱うことができないと言うこと。
ただ、僕の場合はそれが例外となる。
「よくもやってくれたわね!《天創火》」
彼女は走りながら手に炎を出現させ、放つ。
「天創火、、、確かに万物を燃やすと言うスキルではあるが、、、それを僕がなんも対策してないとでも思ったか?《分解》!!」
作られたものに対して分解をすれば破裂して消える、、、それを見越して、一度避けたあと,火を後ろから分解し、その破裂による風圧で神の前に移動する。そして、戸惑う神を横目に、僕はもう一度女神をあの子から離すスキルを発動する。
「これでしまいだ!《聖分解》!!」
「な!何故それを使え!?」
最後まで言わせるわけもなく、触れるとすぐに彼女の中から黒いモヤが現れる。
前の世界でもあいつは黒いモヤだったからこそ出来た。要は賭けではなくてわかっていたからやったのだ。
「さて、、、チェックメイトだ。女神。君の罪を精算する。」
モヤの前に立っては彼の唯一の相棒剣“神聖剣”でもやを断ち切る。
前の世界で知ったのだが、実を言うと女神は元々魔神だったらしく、世界を滅ぼさんとしていたらしい。
「本当、、、腹黒すぎる神だよ。お前は」
そうして剣を戻すと彼女の方を見る。
「本当に君は、、、いつもすやすやと気持ちよさそうに寝るね」
彼女の名前は四季龍華。職業は聖女で、過去最高の聖女だったらしい。だからこそあれに好かれてしまったのだろう。
「君を利用しようとする奴らは全員ボッコボコにしてやる、、、任せてほしい、、、君を守り切ってみせる。」
そう眠っている彼女に言うと、僕はその場を離れ、次のやつに会いに行く。
「さて、、、復讐は始まったばかりだ、、、だが、僕1人でも出来ないことがあるな、、、あそこを頼るか、、、僕が唯一信用できた正義の最高組織“六防衛神隊”に」
そして僕は次のターゲットのために歩き出す。
「さて、、、待っていろよ、、、神綺連、、、」
そして始める。最速の最悪の戦争をーーー
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