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2話 六防衛神隊
「あー暇すぎるぞ、、、なんかないのか、、、天変地異とか、、、」
六防衛神隊本部の一室。そこには一人の青年と少女が居た。
「そんなこと言わないの、、、どこも平和なんだからいいじゃない」
「暇だからやだー!なんか面白いこと起きないと僕拗ねるよ⁈」
駄々をこねながら書類にハンコを押していく。
彼は夜叉道影。この六防衛神隊の総隊長であり、この世界最強とも言われるまさに化け物なのだがーーー
「ちょいと龍花さん。休ませてくれません?不眠不休で過労死しそうなんですが、、、」
「あら何言ってるの?まだ定時まで3時間あるわよ?まさかサボるなんて言わないでしょうね?大体それはあなたが夜中までゲームしているのが問題でしょう?」
そう、道影は生粋のプロゲーマーであり、格闘ゲー世界ランキング一位通称“冥王ノ覇者”と呼ばれている。
「そんなこと言わないでよ〜龍花〜」
そして先程から仕事をさせているのがこの六防衛神隊を支える要と言っても過言ではない人物。総副隊長四季龍花。実を言うと実力という面では彼女の方が強い。ただーーー
「そんなんだから鬼って言われるんだぞ」
「関係ないじゃない?今。もしかしてわたしを怒らせたいのかしら?」
人望が圧倒的にないのだ。怖すぎて。
だからこのような構成になっているのだが、、、そんな二人の運命を狂わせるように今、この地球に帰ってきたものがいた。
「、、、何か来たね、、、運命みたいなものを感じるよ」
「ええ、、、私達に似たような存在ね、、、いいんじゃない?勧誘させましょうか?」
「いや,多分、、、あっちからくるよ」
「それは、、、勘かしら?」
「いいや、僕と彼の運命だよ。多分、、、これからはさらに他の勢力が増える、、、そろそろ始まるだろうね。【第三次世界大戦】」
そう言って彼は面白そうに彼ーーー菅原永利を待つことにした。
《side菅原》
「さて、、、二度めだね、、、ここに来るのは、、、楽しみだな」
実を言うと政府はまだスキルなどの力を秘匿している。それはそうだ。そんなのが知れ渡ったら世界はまた混沌とする。だから今は知っている人も数限られているのだが、、、
その中にスキル最強、熟練度最強のゲームで言うチートのようなやつが現れた。
六防衛神隊の総隊長と副総隊長。彼らに僕は頼るしかなかった。なぜならーーー
「神綺連の奴らを潰せたのは二人しかいなかった、、、あの二人以外頼れるのはいない」
ということで、今二人がいる“六英”に来たのだが、、、
「ここは政府公認のものしか入れれないのだが、、、政府から来たわけではないだろう?不審者はここから去ってくれたまえ。ここからは実力行使をする」
そうして僕に衛兵2人は槍を向けるが。
「はぁ、、、前世なら怯んだわ、、、今は全くだけど」
そうして僕は2人の衛兵に対して剣を構え、、、
「今回はこっちの番だ、、、かかってこい。雑魚ども。勇者の俺がぶっ飛ばしてやるよ」
そう言ってニヤリと不敵笑みを浮かべるのだった。
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