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茉梨に包まれながら月と星を見る。
彼女はずっと私を抱きしめて時々私の頭を撫で、体をくっつけて
「甘えて。」と優しく紡ぐ。
茉梨には紫暮さんが居る。
「茉梨は紫暮さんと良い感じだから甘えない。」
「いい感じじゃないよ。」
「紫暮さんと付き合って.....んっ。」
甘く重なって茉梨が私の頭の後ろと腰に手を置いて私の腰を撫でる。
「ん.....っ。」
「んっ.....はあっ......んんっ。」
力が抜けて彼女の背中に腕を回してブラウスを掴む。
大学3年の時のキスより甘くて
彼女の舌と手つきが艶っぽい。
茉梨が唇を離す
「翠菖ごめんね。」
「ううん。」
茉梨に聞けない。
熱い。
「華菜さん家に泊まるたびにしたけど付き合ってないから.....んっ。」
茉梨の恋人じゃないのに。
唇を離して茉梨に抱きつく。
「茉梨ごめん。」
「気にしないで。翠菖、泊まってく?」
「紫暮さんはいいの?」
「うん。華菜さん家には泊まらないから」
「どうして?茉梨にとって紫暮さんは大切な人で」
「華菜さんじゃなくて翠菖の事が大切。」
「えっ?」
「そ、そろっと私のアパートに行く?」
「うん。」
車に戻ってエンジンをかけ、クーラーを点けて弱くして茉梨の方に顔を向けたら彼女が抱きつきながら首筋にキスして私の腰をゆっくり撫でる。
「あんっ。茉梨...っ」
茉梨を抱きたい。
茉梨のブラウスのボタンとホックを外して膨らみに触れ、手を動かして首筋に強く痕を付ける。
「んっ.....翠菖っ。」
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